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第5回同志社大学社会学部教育文化学科との高大連携特別講義実施

本日の同志社大学との高大連携第5回目は社会学部教育文化学科の越水雄二先生です。テーマは「教育文化史への挑戦-ヨーロッパ史からの試み-」でした。

教育学への道案内ということで「教育学」には2つの意味がある、すなわち

① 学校教員のための学問。いわゆる Pedagogy(子どもを導くの語源)で表される教育。

② Sciences of Education(教育研究)の意味での教育。

大学で学ぶ教育学にも教員養成学部と教育研究学部の2つのタイプがあること、同志社大学の社会学部教育文化学科は後者であることを分かりやすくご説明いただきました。

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  また、午前中の京都大学での講義と同じ資料を用いて(光栄なことです)、世界史で習う最古の大学(パリ大学・ボローニャ大学)以外に、サマランカ大学(スペイン)がコロンブスをはじめとしたスペイン黄金時代を支えたことなどを、映像を通じでご講義いただきました。

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さらに、宗教と平行関係にある学校制度が、近代の国家との並行関係に変わるに至る入口を、ロックの「教育に関する考察」、ルソーの「エミール」の原文と日本文をもとにひも解いていただきました。

少し難しい部分もあったかも知れませんが、高校での学習と大学での学びのつながりを意識できる有意義なお話でした。