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2008年05月29日

教育実習生、研究授業

5月12日から3週間にわたり、本校卒業生の廣島めぐみさん(京都外国語大学)、藤田紫帆子さん(京都外国語大学)、小島沙麻梨さん(追手門学院大学)の3名が教育実習に来ています。実習当初には、「より多くの生徒が思えるような授業を行い、授業外の活動で生徒との距離を近づけたい」(廣島さん)、「生徒との距離が近くなるにつれ、生徒から学ばされることがたくさんある。教えていくことの難しさ、人を育てることの難しさを知り、ますます教員に魅力を感じる」(藤田さん)、「生徒と接する時間や廊下でのあいさつを大切にして笑顔で話せるようにしたい」(小島さん)と決意を述べてくれていましたが、いよいよ実習の成果を発揮する研究事業が行われました。

昨日は、二人よりも1日早く、中学校で実習をしている廣島さんが、中学2年生の英語の授業を行いました。サイクルテストや音読を通じて、助動詞の理解と定着を図ります。自作のフラッシュカードを使いながらの授業が新鮮でした。

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   フラッシュカードを使いながら、新出単語の 発音練習をする廣島さん

 

 

 

 

 

本日は、藤田さんが、高校1年の英語Ⅰで、研究授業を行いました。Warm-upのゲームは、グループ対抗で、スペルゲームです。また、スラッシュリーディングを多用し、生徒に声を出させるように工夫ができていました。

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   教室内を巡回、身振り手振りを交えながら、生徒の関心をひきつけます。

 

 

 

 

 

小島さんは、2年生の地理Aの授業で、「多様さを増す人間行動と現代社会」という単元の指導を行いました。先日の中国四川省での大地震という話題から導入し、本日の主題であるボランティア活動へ展開します。

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授業前の決意のとおり、笑顔を絶やさず授業を行う小島さん

 

 

 

 

 

3人とも、校長先生をはじめ多数の先生方の前で、堂々とした態度で授業を行いました。授業を受けた生徒たちも先輩の頼もしい姿に、きっと憧れの気持ちを抱いたものと思います。立派な先生になれるよう、今後もさらに勉強してください。お疲れ様でした。

2008年05月28日

ケータイ ルール&マナー講座

6時間目にKDDIの方を講師にお招きし、携帯電話の使い方、マナーについてお話いただきました。

私たちが普段何気なく使っている携帯電話。しかし、携帯電話の便利さの裏には、様々な危険が潜んでいます。

講師の先生は、「ケータイで広がる世界」「ケータイの先にある現実」「ケータイから広がる情報」「ケータイから広がる犯罪」など、テーマごとに具体的な例を交えながら、わかりやすく説明してくださいました。

お話を伺うことで、携帯電話の危険性や、携帯電話を持つことで負う責任について、考える機会になりました。

生徒には、今日の講義の内容をまとめた冊子を配布しています。ご家庭でも、ケータイの使い方を考えてみてください。

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2008年05月24日

高大連携、第2回出張講義

本日、同志社大学社会学部教育文化学科から金子邦秀先生をお招きし、高大連携出張講義が行われました。

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本日の講義テーマは「学校を考える、授業をまな板に乗せる、教材を作る」で、特に、学校を時間と空間という切り口で講義していただきました。

近代化とともに寺子屋から学校に変わり、それに伴い、時間の管理の仕方が変わった。寺子屋時代は、一人の先生が一人の生徒に教え、その教えを受けた生徒がまた別の生徒に教えるという形であったものが、学校という空間ができたことで、一人の先生が多数の生徒に教えることができるようになった、ということでした。

先生は、「学校の先生は答えを知っているのに、なぜ生徒に質問をするの?」などと受講している生徒ひとりひとりに問いかけながら、優しい口調で、わかりやすい講義をしてくださいました。

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講義終了後も、生徒の質問に丁寧にお答えいただき、「日本人はいつからおやつを食べるようになったのか」というような興味深いお話もしてくださいました。

同志社大学社会学部教育文化学科との高大連携、出張講義は、次回は7月19日に行われる予定です。

2008年05月10日

第1回 京都光華女子大学人間科学部メディア情報専攻との高大連携講義

本日、京都光華女子大学人間科学部メディア情報専攻との高大連携講義が行われました。

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第1回の講義は、京都光華女子大学から阿部一晴先生にお越し頂き、本校情報コース2年生を対象に「情報を学ぶ若者に送るメッセージ」というテーマでお話を頂きました。

まず、私たちの社会がいかに情報技術と深く結びついているか、さまざまな実例を通してご紹介いただきました。
NECのエンジニアをされていた阿部先生から、身近な生活を支える驚くべき技術についてお話があると、生徒たちも大きく興味を引かれた様子。特に自動車が話題に上ると、車好きの男子生徒は(同席した教員も・・・)、身を乗り出して聞き入っていました。

その後、これらの技術を作り、支える職業についてのお話がありました。
比較的知名度の高い「プログラマ」や、高校生には馴染みのない「システムエンジニア」などについてご説明いただき、そうした職業につくためには、これからどのような進路につき、何を学ぶべきかお話しいただきました。

将来、情報の知識・技術を活かした職に就きたいという強い気持ちを持った一部の生徒たちは、この講義でその気持ちをいっそう強くした様子。講義終了後に別室でご休憩中の阿部先生を訪れ、さまざまな質問をぶつけていました。講義でお疲れであるにもかかわらず、阿部先生はそうした質問にも丁寧にお答えいただきました。

 

一時間ほどの講義でしたが、情報コース生は情報を学ぶことへの意欲を新たにし、自身の進路について考える貴重な機会となりました。

次回は、本校生徒が京都光華女子大学を訪問させていただきます。最新の情報機器や、大学という高校とは違う学びの場を見学させていただく予定です。